大家好！けんたです。
今回は、ＨＳＫと中検の
どちらを受けるべきか
についてお話しします。
これから、
資格を取ろうと思っているけど、
どの資格を選んでいいか分からない。
中国語を勉強しようと思っているけど、
まずは試験を受けてみたい。
という人の多いのではないでしょうか？
まず最初に触れる
「中検」と「ＨＳＫ」について
今日は徹底解説します。
実際、私自身も中国語を
勉強し始めたころに、
資格を持っておいた方が
いいと言われたので、
受けてみようと思ったのですが、
中検とＨＳＫがあるけど、
どっちを受ければいいのだろう？
と疑問を持ったことがあります。
実際に、当時ネットでどちらを
受けるべきか調べてみると、
「中検の方が日本の企業の
就職に有利だよ！」
だったり、
「ＨＳＫは留学に必要だよ！」
といったように、どちらにもメリットが
あることは分かったのですが、
同時に受けるとなると、
勉強量もそれだけ負担が増えるし、
受験料も安くはないと考えておりました。
そこで、中検とＨＳＫの何が違うのかを
詳しく解説していきます。
この記事を読むことで、
最適な資格を選ぶことができ、
最短最速で資格を
手に入れる事ができます！
1. そもそも何が違うのか
中検とＨＳＫは主に
以下の点で違いがあります。
| 中国語検定（中検） | HSK（漢語水平考試） | |
| 主催 | 日本中国語検定協会（公益財団法人） | 中国国家語言文字工作委員会／漢考国際（中国教育部傘下） |
| 想定受験者 | 主に日本国内の学習者・実務者 | 世界中の学習者（140 か国以上） |
| 認知度 | 日本企業・日本の教育機関で高い | 中国・台湾の大学、国営企業、グローバル企業で必須級 |
| 用途の典型 | 日本での就職・昇進、社内語学手当、通訳案内士受験資格 | 中国・台湾への留学／就職、奨学金申請、在外中国企業の採用条件 |
ここでのポイントは、
①国内キャリアなら中検、
海外キャリアならHSK
②日本語話者の習得度を
確認したいなら中検、
中国語の現地基準を測りたい人はHSK
③将来の活用シーン（国内 or 海外）を
想定して選ぶべき
2. レベル体系と難易度の対応表
つづいては、それぞれのレベルに応じた
各試験の級数について見ていきます。
| レベル | 中検 | HSK（現行6級制） |
| 入門 | 準4級 | 1級 |
| 初級 | 4級 | 2級 |
| 基礎運用 | 3級 | 3–4級 |
| 実務運用 | 2級 | 5級 |
| プロフェッショナル | 準1級 | 6級 |
| 通訳翻訳上級 | 1級 | ― |
こうしてみると、中検の方が初心者から
超上級者まで網羅しており、
HSKについては、通訳のような
日常会話以上のスキルが求められる
仕事には対応していないことが
分かります。
3. 両方の試験を受けてみて
実は私は初めて試験を受けた時に、
中検とＨＳＫを同時に受験しました。
ネットの情報を色々と
調査していたのですが、
結局どちらが自分に合っているか
分からずだったので、
すでに両方の資格を持っている知人に
聞いてみたところ、
「どっちも受ければいいよ！」
と言われたので、
とりあえず受けてみることにしました。
しかし、実際に受けてみるとなると、
いろんな壁に直面しました。
①受験料が単純に2倍になる
②日程がタイトすぎる
③居住地によってはタイミングが 仕事やプライベートの時間と ブッキングする可能性
④勉強量が跳ね上がる
などなどクリアしなければならない
課題がいくつもありました。
私の当時の給料は20万円を切っており、
それでいて2拠点の家賃を払っており
（仕事柄の事情で2拠点生活でした）、
子どももいたので、受験料を出すだけ
でもだいぶ家計的には痛手でした。
プラスで子どももまだ1歳でしたので、
たまにの休日が試験勉強や試験日となると
簡単に受けるのには大変な苦労を
したことを覚えております。
皆さんには、
そんな思いをしてほしくないので、
ぜひご自身にあった資格を取得して、
自分のライフプランにあった資格を
手に入れてほしいです。
そのために、次の章で
みなさんにあった最適なプランを
ご提案させていただきます。
4. あなたの目的別・おすすめルート
| 目標 | 推奨試験 | 理由 |
| ① 日本企業でキャリアアップ／通訳案内士受験 | 中検 3級→2級→準1級 | 和訳・中訳のある中検が履歴書で即伝わる。最低3級でも評価ポイント。 |
| ② 中国・台湾への正規留学・奨学金取得 | HSK4級（学部）／5–6級（院・奨学金） | 出願要件としてHSKスコアを求められる。 |
| ③ 日中間企業での海外駐在・現地就職 | HSK 5–6級 | 採用条件にHSKを明示する企業が多い。 |
| ④ 翻訳・通訳フリーランス | 中検準1級＋HSK 6級 | 日本市場向け案件では中検、海外クライアント向けにはHSKで網羅。 |
| ⑤ 学習モチベーション管理／基礎固め | HSK 1–3級 or 中検 4級 | 出題が選択式中心で取り組みやすいHSK低級がおすすめ。 |
中国語を始めるにあたり、
それぞれの目標があると思います。
中国語は英語の義務教育で勉強した
教育とは異なり、
そもそも学ぶ上でビジネス指向性の高い
言語だと思っております。
そのため、皆さんの目標にあった
推奨試験を提案させて
いただいたのですが、
大きく分けると以下のようになります。
〇国際分野・留学検討⇒ＨＳＫ
〇日本企業でキャリアアップ・通訳⇒中検
これらを意識して、
試験を選んでみてください。
まとめ
最後に決め方の3法則を提案します。
- 進路・勤務地
- 海外志向 → HSK
国内志向 → 中検。
- 海外志向 → HSK
- 必要スキルの証明方法
- 翻訳・通訳・日本語での実務
→ 中検の「日中・中日」
問題が強い。 - 口頭・プレゼン力
→ HSK併用が確かな証明。
- 翻訳・通訳・日本語での実務
- 受験しやすさ（回数・会場・費用）
- 学習ペースに合わせ
複数回受けたいならHSK、
確実に狙うなら中検。
- 学習ペースに合わせ
国内キャリア中心なら
中検でまず3級以上を確保し、
海外展開・留学を視野に入れる段階で
HSK5級以上を取得する“二刀流”が、
費用対効果と汎用性のバランスが
最も高い選択肢です。
資格を取るときの参考に
してください。
他にも、有料級の配信を
公式LINEからもやっているので
ご興味がある方はこちらからどうぞ！
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